28年度千葉県公立入試分析結果


千葉県公立高校平成28年度入試の結果が発表されましたのでご報告いたします。

今年度の入試は、前年の平成27年度入試に比べて5教科の平均点はやや下がりました。

それでも、2年前、3年前と比べると高くなっています。(3年前の前期の平均が232.3点、2年前が251.9点でした)

科目別の平均点も出ていますが、国語や社会、理科などは前年度と比べ10点近い差が出ることもある教科ですので参考までにお考えください。

平成28年度・27年度 平均点

国語 数学 英語 社会 理科 5教科

平成

28年度

前期 57.0 46.4 50.3 56.6 46.3 257.5
後期 56.7 57.9 60.9 62.1 51.0 288.7

平成

27年度

前期 48.5 46.9 55.9 58.1 57.1 266.5
後期 55.9 57.1 54.5 64.2 62.4 294.2

ここでは、気になる各教科の正答率について書いていきます。

教科ごとの分析(教科名をクリック)

分野ごとの正答率

放送による聞き取り・・78.1%

漢字(読み)・・・88.5%

漢字(書き)・・・50.7%

説明的文章・・・51.1%

文学的文章・・・37.9%

古典・・・・・・・・・63.7%

作文・・・・・・・・・10.4%

放送での聞き取りや漢字の読みなどは正答率が高くなっていますが、逆に作文や文学的文章の正答率が低くなっています。

ただ、作文は満点での正答率となっていますので、部分点も含めれば70%近くが何点かの得点を得ています。(8~11点 24.5%、4~7点 23.8%、1~3点 9.2%)

作文も含め読解問題も特に記述の正答率がやはり低い結果です。

国語の課題となるのは文章題と作文です。Neo School川間教室では現在中3生を対象に、入試対策演習として国語読解道場を新井先生が開いています。読解問題の解き方の解説や作文の練習を行っていますので、本気で取り組みたい人は申し出て下さい。

分野ごとの正答率

数と式の計算・・・62.5%

平面図形・・・・・・・2.6%

空間図形・・・・・・66.3%

命題の証明・・・・57.5%

関数(y=ax²)・・29.6%

資料の活用・・・・49.4%

確率・・・29.4%

数学は計算問題が50点分を占めます。ここでの正答が必須ですが正答率はあまり高くないようです。

正答率の低い平面図形。具体的な設問としては作図、三平方の定理の利用となりますが作図は例年正答率が低い問題です。

思ったよりも正答率が高いのが証明でした。ただこれは選択形式による穴埋め部分の正答率が高いためで(8割を超えています)、別配点となる記述部分の方は部分点も含め1割程度の正答率でした。

数学では、まず計算問題の正答が必須です。常日頃から1問1問を本気で解くようにしていかないと入試本番でもミスが出てしまいます。1問1問を真剣に解いていきましょう。

資料の活用や確率、関数は、正答率は低いのですが、基本を理解したうえでパターン演習を繰り返すことで対応できます。特に関数などは小問ごとにみると基本レベルの易しいものも含まれていますので、苦手意識のある人でも得点は期待できます。

分野ごとの正答率

リスニング・・・・・59.6%

短文読解・・・・・48.0%

長文読解・・・・・28.3%

対話文・・・・・・・73.8%

単語のつづり・・46.4%

文法・文構造・・42.7%

英語による自己表現・・9.1%

リスニング問題の場合、毎年何問か正答率の低い問題が含まれますが、リスニング全体としてはおおむね正答率が高い傾向があります。英語による自己表現のような記述問題はやはり正答率が低くなっています。

文を書かせる記述問題は全部で3問ありますが、完答はどれも正答率は高くありません。部分点での正答率は3割から5割にあたるため(長文での正答率は低いですが)何かしらの解答を書くことは必要です。

英語は5教科の中でも特に得意不得意が出やすい教科です。正答率からではわかりませんが得点の分布からでは得点の低い人から高い人までが点在しています。(普通は平均点あたりに多くの人が集中する山のような形に得点の分布が見られますが、英語の場合フタコブラクダ又は台形のような形の分布になっています)

english

分野ごとの正答率

総合問題・・・73.2%

日本地理・・・58.5%

世界地理・・・61.9%

前近代史・・・45.0%

近・現代史・・56.2%

政治・・・・・・・66.1%

経済・・・・・・・32.7%

国際社会・・・68.2%

正答率でみると経済分野ができていないようですが、毎年経済分野の正答率が低いわけではなく年度ごとにまちまちです。

毎年出ている問題形式である「地形図の読み取り」「資料の読み取り」は正答率も例年高い傾向があるので、社会が苦手という人も必ず学習しておく必要があります。

覚えることが多い教科なので何を行えばよいのかわからないという人もいますが、まずは全体をおさえることが必要です。地理なら世界の主要な国の位置、日本の都道府県名と県庁所在地、日本・世界の気候帯や地形などです。歴史はまず大まかな流れをつかみましょう。重要な出来事の年号もおさえておくと、日本と世界のつながりを問う問題の目安となります。

分野ごとの正答率

物理分野・・・40.2%

化学分野・・・39.2%

生物分野・・・60.3%

地学分野・・・53.3%

分野別にみると物理・化学の分野の正答率が低いようですが、例年の傾向ではありません。物理分野は概して低くなっていますが、化学分野は正答率60%を超える年もあります。これは計算問題や記述問題の内容で大きく変化するためで、その影響で教科全体の平均点が10点近く変わることもあります。

全学年の全分野から出題されていますのでどの分野も偏りなく学習することが必要です。

全体的には基本問題だけでなく応用問題にも力を入れていないと高得点は取れません。早い段階で基本事項を身につけ、その後応用に取り組むことが必要です。

以上 千葉県公立高校平成28年度入試の結果とその分析でした。

資料の詳細は千葉県ホームページ 学校教育 入試・検査 平成28年度県立高等学校入学者決定検査情報まで

http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2016/koukounyuushi/280521senbatsukekka.html

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