高校受験本番!ですが・・・
〔2016年1月号掲載〕
※この記事は2015年12月時点に執筆されたものです。現在の入試制度と異なる場合もありますのでご注意ください。
推薦入試の高3生たちや中学受験の小6生たちの中ですでに合格をいただいている子たちが随分とでてきました。合格おめでとうございます。
中3生はこれからが本番。本気で合格をめざし、できるかぎりの時間を勉強につぎ込んで、今まで理解できなかった単元、覚えていなかった用語、ミスばかりしている問題を1つでも多く正解できるよう努力をしていきましょう。その積み重ねの先にある「合格」には価値があります。
Neo Schoolの中学生は全員高校に進学するはずです。あとは第一志望校に進学できるかどうかの戦いになっているのです。ぜひ価値のある合格を目指して、実力で合格することだけを考えて受験勉強に励んでください。
今回は2016年1月号となりますので、高校に進学したらどうすれば新しい目標や将来の進路選択の道がみえてくるのかをお教えします。
そもそも筆記試験で合格する中3生は高校で、より難しい内容の勉強をしにいくのです。義務教育でない高校に自分の意志で勉強をするために入学するのです。そのことを理解していないで高校に進学する子たちは必要な勉強をしない3年間になります。勉強以外にも高校3年間で学ぶべきことや輝く思い出を残すことになるでしょう。それは素晴らしいことで重要なことですが、すべては勉強をしっかりやることが目的で進学をしたのです。
高校3年間はそれくらい将来の人生への大きい3年間になります。みなさんの今後の10年後、20年後、50年後の未来に大きな意味を持ちます。
「1番」を取ろう
だから高校では、「1番」を取ってください。
2番以下では人生を大きく変える力はありません。2番だったら悔しいと思える人になれるような努力をしてください。2番でもいいや、という人はつねに誰かの2番手の人生になります。
繰り返しますが、だから高校では、「1番」を取ってください。一度、1番が取れた人は、次もまた1番を取れそうな気になれます。これが
みなさんの今後の10年後、20年後、50年後の未来に大きな意味を持ちます。
負けたら負け癖が付いてしまうように、勝てたら勝ち癖が付いて来ます。そして何より、あなたが本当に大変なとき、キツイとき、苦しいときの一番の心の支えになります。
「あのとき、僕は『1番』が取れた。だから、今度の壁も必ず乗り越えられる!」と。
高校では本気で1番を目指している人は学年で10人ほどです。ほとんどの人が最初ら諦めています。そして100点をとれば絶対に1番だ、ということも忘れないでください。だから、1番を取るというのは一見、他人との競争に見えて実は、自分自身との競争です。
本気で受験に取り組んだ人はそのことがよく理解できます。自分なりに良くやったと思える人も、もっとやっておけばよかったと反省している人も、残り時間の中で精一杯やったと思える人はわかるはずです。
高校入試本番!ですが…その姿勢が高校入学後にも続いていくのです。
未来の自分のために、「1番」をとってください。