2016年5月定期テスト時事問題の傾向・分析と対策
こちらもご覧ください→「定期テストに出る時事問題」
年度第1回の定期テストが各中学校で行われました。その社会科のテストにおける時事問題についてのまとめです。次回定期テストに向けてご活用ください。
まず出題形式と問題数ですが概ねどの中学校とも
◆5問前後 ◆配点は5~10点程度
といったところでした。配点そのものはさほど大きくはありませんが
① 対策が立てやすい割に準備しておかないと全く得点できないことが多い。
② 世の中のできごとに普段から、テレビのニュース番組・新聞・インターネット などで触れておくことは地理・歴史・公民全てにおいて地力の向上につながる。
③ 時事問題は対策に費やす時間の割に得点効果が高い
などの理由から対策は必須でしょう。
次に実際に今回のテストで出題された内容についてです。なおデータは近隣4中学の1~3学年で出題された全ての時事問題をもとにしています。
多く出題された話題(カッコ内は全時事問題における割合)
ご覧の通りほぼ出題される話題は中学・学年に関係なく「その時期における定番の話題」となります。ここでトップの熊本地震で22.2%の数字というのは少なく見えるかもしれませんが上述の通り多くの学校・学年で平均5問程度の出題ということを考えると5問中1問で20%の割合ですから実質的には「間違いなく出題される」と言っていい数字です。
上記以外の出題された話題は
○安倍・プーチン会談 ○舛添都知事問題 ○パナマ文書 ○民進党結党 ○サッカー ○国会議員補選 ・・・・
などですが上位5つとの差は明らかで、全集計の中で各1問程度しか出題されていません。ということは、はっきり言ってしまえば「出題者独自の判断(趣味?)で出される問題」が1問程度出題されることがある」ということでです。
*出題される話題はほぼ確実に対策可能
*ただし1問程度、一般的でない話題が含まれることも・・・
ちなみに当サイトではクイズ形式の「定期テストに出る時事問題」を掲載していますが上述の話題はほぼカバーしています。特に近隣のI中学で出題された時事問題は全学年合計で13問でしたがそのうち9問が話題だけでなく設問・答えまでぴったり同じでした。
(例)
Neo School公式サイトより 〔5月11日版〕※試験対策総まとめ版 問題:3月27日、民主党と維新の党が合流し新たな党ができました。野党第1党となるこの党の名称は何でしょう? (正しい漢字で答えてください) 正解:民進党
I中学校より 問題:3月27日に日本の民主党と維新の党が合流して新党を結成した。この党の名前は何か答えなさい。 正解:民進党
まだサイトの時事問題をご覧になっていない方はぜひ一度利用してみてください。クイズ形式で楽しみながら時事問題対策ができます。
最後に対策ですが
◎ 普段から一定量(時間)のニュース・報道に触れる。
ただし時期によっては地域限定の話題もあるので(県知事選や市長選、地方選挙など)そちらもチェック。学年によっては修学旅行ネタや校外学習ネタも。
◎ 試験が近くなったらNeo School公式サイトなどで重要な出来事をまとめてチェック。
このとき注意するのは質問と正解だけでなく、話題の場所・日時・人名などに注意して質問文全体をしっかり把握しておく。
→「定期テストに出る時事問題」
ここまでは一般的な時事問題対策ですが、もうひとつ
◎ 各中学校での直前情報にアンテナを張る。
これが結構重要。試験の2,3日前に授業中などでそれとなく先生の方から時事問題の話題に触れるケースがあります。(はっきり「○○は要チェック」という先生も中にはいらっしゃるようです)この直前情報は特に前述の「出題者独自の判断(趣味?)で出される問題」には有効です。(ただ、「もうそれ時事問題じゃないだろう!」とツッコミたくなるような問題への準備・対策もどうかとは思いますが・・・)
最後に
受験生は定期テストでの5点・10点がひょっとすると通知表(内申点)の数字を1つ動かすこともあり、それは志望校の選択や合否に影響することもあり得ます。また、受験や成績に関係なく、世の中の出来事を知るのは人が成長する上で非常に大切なことです。定期テストや時事問題という枠にとらわれずテレビのニュースや新聞など日課として毎日触れていると、それまで興味の無かった国や政治家などのキャラクターが分かってきて、結構次の動向が気になったりしてきます。社会が苦手という人はこのあたりから入ってみるのも一つの手ですよ。